ダンプカー
地面から石を積みこんで、うなりながら食べてくれる砕石機まで運びます。
八枚のカードから一台を選びます。画面に文字はありません。まだ字が読めない子にとって、言葉でできたメニューは何もないのと同じだからです。
地面から石を積みこんで、うなりながら食べてくれる砕石機まで運びます。
袋も箱も瓶も集めて、ごみ箱を倒して中身を見て、まとめてリサイクル工場へ。
子どもたちを乗せ、好きな窓ぎわの席にすわらせて、学校まで送ります。バスは四種類、色は八色、乗れる人数もそれぞれ違います。
公園で迷子の犬やねこが待っています。交番まで乗せていくと、ドアが開いて入っていきます。運転席をタップするとサイレンが鳴り、青いランプが光ります。
乗り場で待つ大人と子どもを、それぞれちがう建物へ。お店、マンション、カフェ。だれかが乗ると、屋根の行灯が消えます。
森から製材所へ、線路の上を丸太を運びます。蒸気機関車、木の汽車、気動車、入換機関車。踏切では、今度は車のほうが待ちます。
ポストから家々へ、スポーツバイクで小包を届けます。走るとギアが変わるエンジンの音。
野原で待つ訪問者を母船へ。道の上に浮かぶ円盤が、光の柱で持ち上げます。月、火星、そのまた先へ。着陸するたびに世界が変わります。
走るそばから作られていくので、次の広場、次の踏切、次の出来事がいつでも待っています。
つまり、しないことのほうが大事です。